目次
ハウスメーカー大全とは
「ハウスメーカー大全」は、
一級建築士であるうりちゃんが、各ハウスメーカーに直接ヒアリングを行い、その内容を整理・比較できる形でまとめた記事シリーズです。
ハウスメーカーの話を聞いていると、
「結局、どこがどう違うの?」
「営業さんの説明を聞くほど、わからなくなってきた…」
と感じてしまう方も多いと思います。
そこでこのコーナーでは、
すべてのハウスメーカーを“まったく同じ評価項目”で解説しています。
評価の土俵をそろえることで、
それぞれの強みや考え方の違いが、できるだけ分かりやすく見えるようにしています。
難しくなりがちなハウスメーカー比較を、
・横並びで見られる
・自分たちにとって大切なポイントに注目できる
そんな状態にすることが、この「ハウスメーカー大全」の目的です。
ぜひ、
「自分たちの優先順位が高い項目はどこか?」
という視点で読み進めてみてください。
このシリーズが、
ご家族にぴったり合うハウスメーカーを見つけるための判断材料として、
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
坪単価(本体価格)
- 注文住宅:100~110万円/坪
- 規格注文(セミオーダー):90~100万円/坪
- 完全規格住宅:規格住宅のため本体価格の坪単価の概念なし
※地域・時期・仕様で変動あり。あくまで目安。

性能を考えると価格帯は安いと思います。安さ重視のメーカーではないですね。
耐震性能
耐震等級3
- 耐震等級は商品ごとに大きな違いはなく、全体で共通
- 全棟で許容応力度計算による構造計算を実施

耐震等級3を確保しつつ、大空間をつくれるのが特徴ですね。
断熱性能
Ua値:0.46 W/m²・K(断熱等級6を標準)
※建物形状等によって断熱等級5となる場合あり
※6地域の場合
- 断熱性能は商品ごとに大きな違いはなく、全体で共通
- オプションを利用しても断熱等級7まであげることはできない
- 断熱材
天井:高性能グラスウール24K厚み210mm
外壁:高性能グラスウール24K厚み105mm
床 :スタイロフォーム 厚み100mm

断熱性能は最低限はクリアといった印象ですね!
気密性能
気密性能
気密測定の実施はなし
- 施主希望で気密測定は可能
- 目安C値:1.0cm²/m²(条件により0.3台の実績もあり)
- 袋入りのグラスウールの袋を連続させることで気密層を確保

気密の優先順位が高い方には物足りないかもしれませんね。
サッシの種類
・樹脂サッシ(ダブルガラス)
・アルミ樹脂複合サッシ(ダブルガラス)
どちらも選択可
- YKKAP、リクシル、三協アルミから選択可
日射遮蔽設計ができるかどうか
得意としている
- 積極的に日射遮蔽設計をしてくれる

住友林業さんといえば、深い軒が印象的ですよね!
家全体の冷暖房計画ができるかどうか
・全館空調システムの導入は可能
・エアドリーム ハイブリッド(アズビル):約250万円
・プライム エア(自社オリジナル):約200万円
- 全館空調システムをオプション採用しない場合は、空調負荷計算は実施しない。
- プライムエアはルームエアコンを用いた比較的シンプルな全館空調。第一種換気もセットでついてくる。

全館空調をするには、もう少し断熱性能は上げた方が効率はよくなる印象です。惜しい。
日影シミュレーションを実施するかどうか
実施する
- プランがある程度固まってパースができた時点で実施

日影シミュレーションをしてくれるのは非常によいです。
ただし本音を言えば、土地選びや、初期のプランニングの段階で日影シミュレーションしてくれるともっと最高。
設計の打ち合わせは誰がする?(契約前/契約後)
設計申し込み前:営業が要望を整理し、簡単なプランニングを作成
設計申し込み(5万円)後:設計担当がついて、設計担当+営業で打ち合わせ
- 営業マンがプランを描くスタイルではない。
簡単なプランニングはするが概算見積もりを出すためのボリューム確認用のプラン程度を作成。 - 設計申し込み(5万円)をすると、測量・地盤・役所調査→プラン/正式見積が提示してもらえる。
- 設計申し込み後は、担当設計士が必ず一人ついて、営業担当も設計打ち合わせに同席する

正式なプランニングや見積もりをしてもらうには設計申し込みが必要ですが、その形が本来の形だと思います。
打ち合わせ議事録は毎回作成する?
・議事録は必ず残す
- 専用Webポータルで図面・見積・議事録・カタログを更新共有(PC/スマホ対応)。

「言った・言わない」が不安な人には安心ですね。
3Dパースは作成する?
・作成する
- プランニングが進んできた段階で3Dパースを作成する
- パース精度が高く、イメージしやすいのが特徴

こういうところは、非常に大手ハウスメーカーが得意とするところですね!
打ち合わせ回数の制限
実質的な回数制限はなし
- 契約後は着工までの期間を逆算スケジュールで意思決定管理。

スケジュールの遅れがない範囲であれば、打ち合わせし放題なのは安心ですね。
外構プランまでしっかり提案できる?
・設計士が外構プランまでしっかり提案する
- 建物設計と外構計画はセットという考え。
- プランニングだけしてもらって、施工は外注するのもあり。

外構までしっかりプランニングしてくれる会社は意外と少ないので、非常によいですね!
主な標準仕様
■外装
注文住宅: 塗り壁/サイディングを標準選択可
企画注文: サイディング標準、塗り壁はオプション
- サイディングはKMEW等18mm級。
自社研究所(つくば)で光・風雨・耐火試験を経て30年保証要件を満たすアイテムのみ採用。 - 目地なし系のサイディングは防水思想上の理由で採用外。
- 塗り壁は意匠性高いが汚れ配慮・定期メンテ前提。特段汚れに強い塗り壁材の採用はなし。
オプションにて汚れが付きにくいコーティングを施工するのは可能。
■内装/建具
床:無垢(朝日ウッドテックOEM品)、挽き板
クロス:高級品を除き多くが追加費用なしで選択可
建具: 全扉ソフトクローズ標準。トイレ扉は施錠時に床隙間を塞ぐ遮音仕様(引戸版もあり、自社製)
■キッチン/水回り
キッチン:高スペック標準(例: LIXIL リシェルのセラミックトップ、クリナップ ステディア等相当)
洗面:洗面: W900を標準
まとめ|このハウスメーカーはどんな人に向いていそうか
住友林業は、次のような人に向いています。
- パースを積極的に用いた設計提案などを求める人
- 高グレードのキッチンや、無垢床を採用しようと思っている人
- 大空間のリビングが欲しい人
一方で、次の点を重視する人は注意が必要です。
- 住んでからの電気代を抑えたい人
- 夏涼しく、冬暖かい家で暮らしたい人
- メンテナンスコストを抑えたいと思っている方

やはり住友林業に求めるのは、高い設計デザイン力と、設計や打ち合わせを時間をかけて対応してくれるホスピタリティです。
逆に、断熱性能、気密性能や、性能に対するコスパを求める方には不向きな会社となります。
「お金はかかっても、オシャレな家に住みたい方」には非常に相性が良い
それが、住友林業のはっきりした立ち位置です。
ひとりでも多くの方が、自分達に合った住宅会社を、自分達で選択できることを願っています。
もっと詳しく住友林業について聞きたい方は、お気軽にインスタでDMくださいね!
僕が知っている情報は、全て惜しみなくお伝えします。
これからも、日本一寄り添う建築士を目指していきます!

